浸水被害後の火災や事故の予防について(お知らせ)

★水害で停電した場合(電気機器・電気配線など)

水害により停電した建物では、再通電時に電気機器又は電気配線から火災(通電火災)が発生する恐れがあります。

次の4点に注意が必要です。

● 停電中は、電気機器のスイッチを切り、電源プラグをコンセントから外す。

● 停電中に自宅を離れる際は、ブレーカーを落とす。

● 再通電時は、漏水等で電気機器が破損していないか、配線やコードが損傷していないか、燃えやすいものが近くに置かれていないかなど、十分に安全を確認する。

● 建物や電気機器に外見上の損傷がなくても、屋内配線の損傷や電気機器内部の故障により、再通電からしばらくして火災になる場合があるため、煙の発生など異常を発見した際は、直ちにブレーカーを落として、消防機関に連絡する。

ここをクリック→水害による火災HP用

★水没した車両

 水没した車両も同様に火災の恐れがありますので、触ったり、動かそうとしないでください。

ここをクリック→水没車両の危険

★災害廃棄物(集積場)に対する火災予防

積み上げられた木くずや可燃物は、空気による酸化、雨水や空気中の水分との反応、生物発酵などにより、自然発火することがあります。また、ガスボンベやバッテリーなども火災の原因となることがあります。

これらの火災の消火は極めて困難であり、出火防止に努めることが大切です。

東日本大震災では、災害廃棄物集積場での火災が22件、被災現地に置かれた災害廃棄物の火災が19件発生しています。

そのため、以下のことに注意しましょう。

● 災害廃棄物は分別を徹底し、可燃物廃棄物は積み上げ高さを5m以下にする。

● 蓄熱しないように管理する。

※具体的な対策例:監視人の配置、定期巡回、消火器の準備など